Happy Halloween!〜楽しいハロウィンはいかが?〜
それからの薫さんは本当にすごかった。


手が全然見えない。


あっっっっという間に終わってしまった。


服と髪型は同じなのに、別人みたい…。


特殊メイクって本当にすごい。


これなら絶対私ってバレないはず。


「薫さん。ありがとうございます」


「いえいえ♪♪私も練習が出来るから有難いわ〜」


「それならよかったです」


「ふふっ。さ、圭くんがお待ちかねよ?早く行ってらっしゃい」


そうだった。


圭待たせてたんだ!


「はい!ありがとうございました!お疲れ様です!」


「お疲れ様〜」


深くお辞儀をして、楽屋を後にする。


向かうは圭がいるスタジオ。






「圭!お待たせ!」


「……真冬?」


なんで疑問形なんだろう。


…あ、そっか。


特殊メイクしてるんだった。


でも圭がわからないってことは、成功ってことだよね?









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