Happy Halloween!〜楽しいハロウィンはいかが?〜
「き、気づいてなかったのか?!」


それなら言わなかったら良かった。


そんな顔してますな。


「んー、声で何とあれ?っと思ったんだよね。…気配が史音だったし」


周りに聞こえないように呟く。


気配がわかるとか何者!?とかなっても嫌だし。


「さすがだな…」


「ふふっ。ありがとう。でもその格好も似合ってるよ?」


褒めたつもりなのに、史音は顔を真っ赤にさせて、そっぽを向いてしまった。


その上、「嬉しくねぇし」って。


それ逆効果だと思うよ?


しかもその格好だし…。


今流行りのツンデレ?ってやつですな。


まぁ、デビルだし、ピッタリと言えばピッタリなのかな?


ふふっと、小さく笑ったのに、バッチリ見られてしまった。


「今笑っただろ?!仕返しだ!これでも付けてろ!」


「ちょっと?!」


逃げようにも人だかりで逃げられず、捕まってしまった。


付けられたのは…史音が付けてたツノのカチューシャ?









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