雨の降るここでお日様が手を差し伸べる
どれくらい走ったのかわからない。



でも、もう私の知ってるとこからは随分遠いところ。だって、私の街のシンボルの大きな夜景スポットがあんなに小さい。



ズキンッッッ



急に痛みだした頭を抑えて私はしゃがみ込んだ。



もともと体は強くない。しょっちゅう風邪をひく。だからこの頭痛も、冷えたからだろう



やばい、どんどん痛くなる..



そう思っているのもつかの間、今度は呼吸が苦しくなってきた。



「ハァハァハァハァゥゥッッッンハァハァ」




苦しい...






「誰か、助けて...」

私はそのまま意識を飛ばした。






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