雨の降るここでお日様が手を差し伸べる
コンコン






「優衣ーはい、優衣?!」

「ん?どうした?叶夢、って優衣ちゃんッッッ」




そこには荒く呼吸をした優衣がいた。



顔は真っ赤になっていて、肩で呼吸している感じだった。





「俺、酸素マスクと、点滴持ってくる。啓斗は、気道の確保おねがい」





「わかった。」















「優衣ちゃーん?
分かる?優衣ちゃん?」




「ちょっと体動かすよ?」




「優衣ちゃーん?」




ガラガラ




「啓斗、さんきゅ」




「叶夢、早く、」




「分かってる。」



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