雨の降るここでお日様が手を差し伸べる
過去

優衣 side

ピッピッピッピッ






この音...前に聞いたな...





なんか喉の異物感が辛い...






そう思うと、知らない白衣のきた男の先生が立っていた。





「大丈夫??目、覚ましたね、
ここはICUだよ、
ちょっとネームバンド確認するね、」





そう言ってわたしの腕についてるネームバンドを確認した。





「槙野優衣さんね、
ごめんね、ちょっと胸の音聞かせてね、」





そう言われたものの、私は怖くなり心臓の鼓動が早くなった。





ピ、ピ、ピ、ピ、ビ、





「だ、大丈夫??
えっと...担当医は、...佐藤叶夢先生ね、
佐々木さん、叶夢先生呼んできて、」





「はい!!!!!!」





そう言ってICUを出ていった。
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