雨の降るここでお日様が手を差し伸べる

啓斗 side

ガラガラ






「啓斗!」





ゴホゴホ...ハァハァッッッン...





「優衣ちゃーん??
どうした?大丈夫??」





「何がッッッ??」





「優衣ちゃん、少し、横になろうか、」




そう言いながらベットを下げた。




「何ッッッ??何するのッッッ??」






「大丈夫。少し横になった方落ち着けるよ?」




「優衣ちゃん。深呼吸しようか、
スーハースーハーってやってみて?」




「なんでッッッ??なんでそんなことしなきゃなのッッッ?」





「ダメだ、叶夢、安定剤注射するから、
ちょっと手、握ってて、」




「ん、優衣、ごめんね、大丈夫だよ、
すぐ終わるからね」




「いやいやッッッしないッッッ」





「よし、啓斗お願い、」




「ん、優衣ちゃん少しチクッとするよ?」




















「いたッッッ〜いッッッ」





「ごめんね優衣ちゃん、でも、もう少しで楽になれるからね、」





それからしばらくして、優衣ちゃんは、落ち着いて、叶夢が優衣ちゃんの背中をリズムよく叩くと、いつの間にか優衣ちゃんは寝ていた。
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