雨の降るここでお日様が手を差し伸べる
優衣 side
コンコン
「優衣ー!
おはよう!」
「おはよう!叶夢!」
「気分はどう?体調悪くない??」
「うーん、不安だけど頑張るって約束したから!」
「そっか!じゃあ準備するね、」
「うん!」
「ちょっとチクッとするよ?」
「痛くしないでよ?」
「頑張る、。。」
「刺すよー」
「イッタイッッッ、、、叶夢、ストップ...」
「大丈夫。
はい、終わり、」
「あとは、この前言ったけど副作用出てくると思うから、体に変化起きたらナースコール押してね?」
「私、ナースコール苦手なんだよな〜...」
「大丈夫。優衣を傷つける人は居ないし、もし万が一優衣がパニック起こしちゃったら俺はもちろんだけど、啓斗も来てくれるから」
「知らない精神科医の先生より、啓斗の方いいでしょ?」
「叶夢は?」
「俺は、来てあげることは出来るけど優衣の気持ちを落ち着かせてあげることは難しいかな...、それに俺、精神科医じゃないから...ごめんね...」
「ううん。大丈夫!
ありがとね!叶夢もうお仕事いっても大丈夫だよ!辛くなったらちゃんとナースコール押すから!」
「うん、わかった!
ありがとうね!」
そう言って叶夢は、部屋を出ていった。