雨の降るここでお日様が手を差し伸べる

｢優衣具合悪くない？｣



｢ちょっとだるい...｣




｢じゃあ熱はかろ??｣









ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ





｢優衣見して？｣





｢はい。｣





｢うーん結構高いね｣





｢何度？｣





｢38度7分...｣




｢そんなにあったんだ...｣




｢優衣ー？このままだと辛いから筋肉注射しよ？｣




｢いや！｣




｢でもこのままだと優衣が苦しいだけだよ？｣





｢絶対いや！｣





｢うーん、じゃあ39度いったら問答無用でするからね？｣




｢えー...｣




｢えーじゃない！｣




｢はーい...｣




｢よし、じゃあ俺は医局戻るから何かあったらナースコール押して？｣




｢うん、叶夢お仕事頑張って？｣




｢おう｣





そう言って俺は優衣の病室をでた。