雨の降るここでお日様が手を差し伸べる

叶夢side

優衣が居なくなって、一時間以上が経った。未だに見つからず、施設にも連絡を入れた。


すると、施設の職員だという遠山さんが駆けつけてきた。


「はじめまして。私、百合の花で臨床心理士をしております遠山と申します。」




「あ、私槙野さんの主治医をしています佐藤です」




「優衣ちゃんがいなくなったとはどうゆうこでしょうか?」



「もうしわけありません、
今、全力で探していますので」



「佐藤先生、優衣ちゃん、屋上とかにはいませんか?」


「屋上ですか?」


「はい、優衣ちゃん、屋上のような風が通るところが好きなようで、いなくなるたびに、屋上に行っているんです」



「わかりました。探してみます。」




「私も探します」



そう言って俺らは、屋上に向かった
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