貴方の背中
可愛いい女


「サクちゃん♪おっはよ!週末の合コン来ればよかったのにぃ~今回は当たりだったんだよぉ♪」


朝からやたらテンションの高いクミ

金曜は慌てて帰ってたような…

今日は髪型もくるくるに巻いてメイクも『お姫様かい』ってピンク多いし…その爪じゃあ仕事にならんだろぅに…これでちゃんとデキル女でもあるクミだから同性からの嫉妬が凄い

本人は気にしてないし、私も気にならないけど…


「おはよ。クミよかったね。」

CD何枚か確認しながら答える。

「サクちゃんも可愛いいのに、もっとお洒落しなきゃ男は寄ってこないよ」

朝から男の話しって…

うんざりしながら確認しおえたCDを取り出しいないの覚悟で社長室に内線をかける。


「おはようございます。根岸です。先週末の企画ですけど、一度目を通していただけませんか?」


珍しく社長は朝からこっちにいたようで…

今日は空いてる時間が19時~21時のみ

その前までは会議でそれ以降は別会社の方での打ち合わせ…


「食事しながらでもいい?」


社長の言葉に社長室でデリバリーが浮かぶ。

「はい!報告さえ出来れば何時でも!」

内線を切ろうとすると

「それまで時間に余裕あるなら手伝って欲しいんだけど…」


「また社長室?サクちゃんだけズルイ~」

クミの声を背中で聞き流して社長室に向かう。

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