貴方の背中


昼休みになって会社に居づらいので、外に出る。

♪~

メールだ。


開くと今朝からのと合わせて三件受信してた。


「けんちゃんからと…社長だ…」


仕事のメールだといけないから社長のメールから見る。


『お疲れ様です。昨日はごちそうさまでした。今週金曜に進行具合の報告をしてください。詳しくはまた連絡します。賢悟』

名前いれなくても分かるよ(汗)


週末なら営業持っていける位にまで仕上げれるかなぁ…


頑張ろ。

『了解しました』

はい送信


次にけんちゃんからのメール♪

『おはよう。昨日は彼女といろいろ話せたよ。また食事の約束出来たから!ありがとう』

これが今朝のか…

『女の子って気のない男に手料理を食べさしたり出来るもの?彼女の気持ちがわからない。僕はこんなに好きなのに…伝えるべきなのかまだ早いのか…さおりさんはどう思いますか?』


けんちゃんイジらしいなぁ…

そもそも彼女の気持ちはどうなんだろう?

彼女もけんちゃんが好きなら両想いだよね…

そしたらハッピーエンドになって…そしたら私はいらないのか…


ズキッ

えっ?

なんだろこの気持ち?
私は初めて感じる胸の痛みに戸惑いながら返事を打つ。


『けんちゃん落ち着いて下さい。先ずは彼女の気持ちを知らなくちゃ!それに彼女に
恋人はいないの?』


メール送信してから仕事に戻る。


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