お姫様の幸福
「うるさい」
俺はただ教室から聞こえてくる声に集中した。
「あの…、良かったら俺と付き合ってくたさい!!」
「あんにゃろ、殴ってやる」
「ちょっと嘉雅!彼氏でもないのにやめなさいよ!!」
2人に抑えこまれ俺はまた話し声に集中する。
「罰ゲームですか?ご苦労様です」
柚里はそんなボケで流そうとしたけど
「俺本気です」
とあっさり失敗した。
「返事、待ってますから!!」
そう言い残しそいつは自分のクラスに戻っていった。
「…ねぇ嘉雅。ぐずぐずしてると絶対誰かにユズチャンとられるよ?」
悠木が珍しく真顔で言った。
「俺も会沢が好きだ」
「じゃあ俺も言うかな~。柚里のこと好きだよ。小学校の頃から」
「ほら、ね?ユズチャンとられるのがやなら早く告白したら?ユズチャン可愛いし女の子らしいことも得意だしモテて当然何だから」
俺はただ教室から聞こえてくる声に集中した。
「あの…、良かったら俺と付き合ってくたさい!!」
「あんにゃろ、殴ってやる」
「ちょっと嘉雅!彼氏でもないのにやめなさいよ!!」
2人に抑えこまれ俺はまた話し声に集中する。
「罰ゲームですか?ご苦労様です」
柚里はそんなボケで流そうとしたけど
「俺本気です」
とあっさり失敗した。
「返事、待ってますから!!」
そう言い残しそいつは自分のクラスに戻っていった。
「…ねぇ嘉雅。ぐずぐずしてると絶対誰かにユズチャンとられるよ?」
悠木が珍しく真顔で言った。
「俺も会沢が好きだ」
「じゃあ俺も言うかな~。柚里のこと好きだよ。小学校の頃から」
「ほら、ね?ユズチャンとられるのがやなら早く告白したら?ユズチャン可愛いし女の子らしいことも得意だしモテて当然何だから」