お姫様の幸福
「あんた達頭大丈夫!?それとも目?メガネかけた方がいいんじゃない!?」

あたしは旭と慎吾を指差した。

「初耳だぞ!!俺達親友じゃなかったのか!?」

大和も2人に叫ぶ。

「え?だって大和に言っても役立つどころか噂が広まりそうだったから」

あたしは初めて大和に同情した。

「お前らなんて大っ嫌いだっ」

大和が軽く涙ぐんだ気がする。
あたしはその肩をつかむ。

「大和、気持ち解るよ」

「柚里…」

そしてあたしと大和は握手をして反対側の手で親指をたてた。

「てことで、俺はこれから柚里の味方だ。」

意外と簡単にあたしの味方になってくれた大和。
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