キミに笑ってほしくて


「ちょぉっとそれは酷いんじゃなぁい?」

静まった教室のなか1人の女子が耳につくような猫なで声で言った。


髪の毛金髪、毛先くるっくる
爪めっちゃ長い、そしてマニュキュアしてないけどすごく光ってる。


ギャルだ、ギャル。


「……何が。そして声キモイ話しかけんな」


「だってぇこのクラスで3年間過ごすんだよォ?それなのにまだあたしらのこと知りもしないで嫌いとか決めつけられるの嫌なんだけどぉ。」


「それ思った。3年間だるぽよ、きゃはは!」


容赦なく毒を吐く小倉に臆することなく言いたいことを言うギャル。

そして後ろから加勢してるのかよく分からない片目に眼帯をした怪しげな少女。


まってよ、まって。









このクラスカオス過ぎる。

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