キミに笑ってほしくて
「あのっ、!」
と、横から突然声が聞こえた。
視線を外して横を見るとちょこんと座る可愛らしい女の子がいた。
緊張しているのが僅かに頬が紅潮している。
その頬は見ていると触りたくなる白いお餅のような肌だった。
「なぁに?」
思わず触りたくなるのを我慢して返事を返す。
「あの、隣の席になった、近藤七ノ歌コンドウナノカって言います!よろしくお願いします!!」
ペコッと頭を下げてきた彼女。
取り敢えず私も『 宜しくね 』と返した。