めちゃくちゃなパーティで、何かをしに行くようです。
「ちょっと!別れたのに、しぶとく来ないでよねぇ!?」
助け船、ありがとうございます…

「本当に別れた?」
アミに小声で話しかけられた。

「別れたはずなんだがなぁ…」
俺は溜め息をつく。

「元カレ困っているから、帰りなさいよ。」

「今カノだよっ!何今カノぶってんのよ!」

「元々な、お前の不倫で喧嘩して、別れたはずだが。」
自然に冷たい声になった。

「…」
おっしゃ。勝った。

「…あんたこそどうなのよ。」

「…!」
俺は座り込んでしまった。
違う。でも座り込んでしまった。

「キッパリと別れてないから、こうなったんでしょ!?自分のせいなの、わかってないの!?」
違う。違うんだ。

「…」
アミも黙っていた。俺を睨んでいた。
違うんだ、違うんだよ。あの女に騙されるな。

「ちが…」
上手く声に出せない。

俺って本当に。
不幸だなぁ。
< 19 / 24 >

この作品をシェア

pagetop