(仮)ぬいの妄想
第2章
ゲホゲホ、

「うっ、臭い。」

強烈な匂いと体の痛みで起きたかりんは、その場で何が起きているのかわからず、呆然としていた。

バチバチバチとあちこちで炎が上がり、自分のいる場所が燃えていることに気がついた。

「あっつ、息できな。い」

立ち上がって、周りを見渡しているとさっきまで一緒だったすずがいない!

「すず!どこ!すずー!」

声をかけながら歩く、でも、その声に反応してくれる者はどこにもいない

すずはもう逃げたのかも……

わけも分からないまま、ただ逃げることを考えて、道を探していると、

奥に誰かが倒れている!!!

「えっ!ちょっ、大丈夫ですか!!」

「生きてます!?ねぇ!!」
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