(仮)ぬいの妄想
『妙な女だな、貴様。俺にそのような口をきいた人間は初めてだ!』

たのしそうな彼の笑い声が夜の闇に響く

「そんな面白くなかったよね?今!面白いこと何も言ってないよ!私!」

めっちゃ笑ってるけども!その笑顔凶悪すぎて怖いよ!

『俺をここまで笑わせたこと褒めてやる!』

『俺は安土城城主……織田信長だ!』

おだのぶなが?のぶ、のぶなが?

え、いやいや、信長は戦国時代に本能寺で死んだはずじゃ……

ふと目線をあげた瞬間目に入ったのは、さっきまで、煙でよく見えなかった、寺の門が見えた。

< 22 / 27 >

この作品をシェア

pagetop