君と二人の201号室





拓海さんの家族の皆さんと、おしゃべり(主な内容は私と拓海さんの生活の様子と、拓海さんの子供の頃のお話)をしながら、拓海さんのお母さんが作ったすごく美味しいお料理を食べた。…勉強になったし、すごく楽しかった。


で、今。



「菜帆ちゃん、一緒にお風呂入ろう♪」

「え!?瞳さん!?」



強引に瞳さんに連れられ、お風呂にやってきた。

…脱衣所からして広いんですけど…。…と、いうことは、お風呂の中では同じくらいの広さか、それ以上あるんだろうなぁ…。…気が遠くなりそう。



「菜帆ちゃん、スタイルいいな~!細い!」

「…そんなことないです…」



瞳さんの方こそ、色気だだ洩れのオトナっぽい身体…。

…胸のサイズとか、くびれとか…色々と違う。


私は、細いのは認めるけど、それは今まで重労働&少量のご飯だったからだと思う。



「おっぱいもこんなに…」

「…瞳さんの方が明らかに大きいと思いますよ…?」

「自分のと人のは別なの~!」



…瞳さんって、本当に25歳には見えない。

見た目的にも、内面的にも…。



「ねぇねぇ、菜帆ちゃんと拓海って、一緒に住んでるんでしょ?」

「はい…」

「ぶっちゃけ、ハプニングとかないの?うっかり相手の入ってるときにお風呂覗いちゃったり」

「ないですよ…」

「ホントかなぁ~」



からかうように…っていうか、絶対からかいながら瞳さんは続けてくる。




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