夢への一歩
治療開始
■絵莉の病室
抗がん剤が絵莉に投与された。
この治療が終わるとかいとと観覧車に乗れる、そう思うと絵莉は、楽しみであった。
麻友子「抗がん剤投与したから、副作用で辛くなったらナースコール押してね」
無事にこの治療が成功いたしますようにと、麻友子は祈りながらいった。
絵莉「はい、よろしくお願いいたします」
麻友子「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
麻友子はそういうと、カルテ整理のため病室を去った。
医局にある優のデスクも片付ける作業もあるらしい。
絵莉は、そんな麻友子を羨ましく思った。
人を好きになるってどのような感じなのか、気になったが今は治療に専念しようと決めた。
■医局
麻友子は、自分のカルテ整理と優のデスク管理をしていた。
患者情報をカルテに入力しながら、たまに優のデスクを片付ける麻友子の姿は医局でも噂になるほど凄いといわれるらしい。
優「自分のカルテ整理をしながら、俺のデスクを片付ける作業よくできるよな」
麻友子「こうしないと、私の寝る時間が無くなっちゃう」
優「それは、健康によくないね」
そう思うなら、デスク整理をしてほしいと麻友子は思った。
麻友子は、優に話しかけながらデスク整理をしていると、紺色の小さい箱をみつけた。
麻友子「優ーーこれはなに?」
小さい箱を持った麻友子が優に聞いた。
優「あっそれは……」
プロポーズに使おうと思っていた指輪がこのような形で発見されたため、優は冷や汗をかいた。
麻友子「開けていい?」
優「ああ……」
心の準備をして優はいった、そして麻友子は箱を開けた。
麻友子「指輪?」
優「婚約しないか?」
研修医を卒業したら、麻友子と婚約したいと思っていた優は前々から婚約指輪を買い、タイミングを計っていたのだ。
麻友子「いいよ」
麻友子も研修医を卒業したら、優と婚約をしたいと考えていたため、すぐに返事をした。
優と麻友子は婚約をしたのだ。
優「近々、挨拶をしないとな」
麻友子「そうね」
お互いの両親に婚約の挨拶をするため、スケジュールを合わせていると、優に電話がかかってきた。
そして、優は電話に出た。
優「はい、新城です」
電話の内容は、かいとのドナーが見つかったとの連絡だった。
返事はニ時間以内にするようにとのことだったので、優は、急いでかいとの病室に向かった。
麻友子「転けないように気をつけて」
優「いってきます」
優は急いでかいとの病室に向かった。
■かいとの病室
病室から出られないため、かいとはスマートフォンを使って絵莉とやり取りをしていた。
治療が始まったとのメッセージが点滴の画像とともに絵莉から送られてきた。
かいとは、ファイト!とメッセージを送信した。
すると、廊下から誰かが走っているような音がした。
優「かいと!」
急いで来たであろう、兄がやってきた。
かいと「廊下は走ったらダメだろ?」
優「ドナー決まった」
かいと「え?」
信じられなかったので、かいとは思わず聞き返してしまった。
優「ドナー決まった」
かいと「ありがとう兄さん」
頑張ってくれた兄に感謝の気持ちを込めて、かいとはいった。
優から治療の説明を受けたかいとは、移植手術をすることに決めた。
優「手術は三時間後だから」
それだけ、いうと兄はカンファレンスのため医局に向かった。
かいとは、この報告を急いで絵莉にした。
すると絵莉から、おめでとうとの返信がきた。
かいと「ありがとう絵莉」
この三時間後、かいとの移植手術がおこなわれた。
抗がん剤が絵莉に投与された。
この治療が終わるとかいとと観覧車に乗れる、そう思うと絵莉は、楽しみであった。
麻友子「抗がん剤投与したから、副作用で辛くなったらナースコール押してね」
無事にこの治療が成功いたしますようにと、麻友子は祈りながらいった。
絵莉「はい、よろしくお願いいたします」
麻友子「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
麻友子はそういうと、カルテ整理のため病室を去った。
医局にある優のデスクも片付ける作業もあるらしい。
絵莉は、そんな麻友子を羨ましく思った。
人を好きになるってどのような感じなのか、気になったが今は治療に専念しようと決めた。
■医局
麻友子は、自分のカルテ整理と優のデスク管理をしていた。
患者情報をカルテに入力しながら、たまに優のデスクを片付ける麻友子の姿は医局でも噂になるほど凄いといわれるらしい。
優「自分のカルテ整理をしながら、俺のデスクを片付ける作業よくできるよな」
麻友子「こうしないと、私の寝る時間が無くなっちゃう」
優「それは、健康によくないね」
そう思うなら、デスク整理をしてほしいと麻友子は思った。
麻友子は、優に話しかけながらデスク整理をしていると、紺色の小さい箱をみつけた。
麻友子「優ーーこれはなに?」
小さい箱を持った麻友子が優に聞いた。
優「あっそれは……」
プロポーズに使おうと思っていた指輪がこのような形で発見されたため、優は冷や汗をかいた。
麻友子「開けていい?」
優「ああ……」
心の準備をして優はいった、そして麻友子は箱を開けた。
麻友子「指輪?」
優「婚約しないか?」
研修医を卒業したら、麻友子と婚約したいと思っていた優は前々から婚約指輪を買い、タイミングを計っていたのだ。
麻友子「いいよ」
麻友子も研修医を卒業したら、優と婚約をしたいと考えていたため、すぐに返事をした。
優と麻友子は婚約をしたのだ。
優「近々、挨拶をしないとな」
麻友子「そうね」
お互いの両親に婚約の挨拶をするため、スケジュールを合わせていると、優に電話がかかってきた。
そして、優は電話に出た。
優「はい、新城です」
電話の内容は、かいとのドナーが見つかったとの連絡だった。
返事はニ時間以内にするようにとのことだったので、優は、急いでかいとの病室に向かった。
麻友子「転けないように気をつけて」
優「いってきます」
優は急いでかいとの病室に向かった。
■かいとの病室
病室から出られないため、かいとはスマートフォンを使って絵莉とやり取りをしていた。
治療が始まったとのメッセージが点滴の画像とともに絵莉から送られてきた。
かいとは、ファイト!とメッセージを送信した。
すると、廊下から誰かが走っているような音がした。
優「かいと!」
急いで来たであろう、兄がやってきた。
かいと「廊下は走ったらダメだろ?」
優「ドナー決まった」
かいと「え?」
信じられなかったので、かいとは思わず聞き返してしまった。
優「ドナー決まった」
かいと「ありがとう兄さん」
頑張ってくれた兄に感謝の気持ちを込めて、かいとはいった。
優から治療の説明を受けたかいとは、移植手術をすることに決めた。
優「手術は三時間後だから」
それだけ、いうと兄はカンファレンスのため医局に向かった。
かいとは、この報告を急いで絵莉にした。
すると絵莉から、おめでとうとの返信がきた。
かいと「ありがとう絵莉」
この三時間後、かいとの移植手術がおこなわれた。