王子様は甘いのがお好き
1・密室でのトラブル
佃芽実(ツクダメイミ)、25歳。
――何でこんなことになっているんだろう…?
後ろは壁、目の前には美しい顔をした男の人がいた。
美しい顔の彼は、我が社の社長である藤宮理京(フジミヤリキョウ)さんだ。
どうしてこんな状況になってしまったのかと考えていたら、
「初めてなんだ」
形のいい唇を開いた社長が音を発した。
「は、はい…?」
私は訳がわからなくて、首を傾げた。
ここにいるのは、私と社長の2人だけである。
どうして私は彼に追い込まれてしまったのだろうか?
「君のような女性に出会ったのは初めてなんだ」
「えっ…」
聞き返すために唇を開いたら、その唇は彼の唇によってふさがれてしまった。
――何がどうして、こんなことになってしまったと言うのだろう…?
――何でこんなことになっているんだろう…?
後ろは壁、目の前には美しい顔をした男の人がいた。
美しい顔の彼は、我が社の社長である藤宮理京(フジミヤリキョウ)さんだ。
どうしてこんな状況になってしまったのかと考えていたら、
「初めてなんだ」
形のいい唇を開いた社長が音を発した。
「は、はい…?」
私は訳がわからなくて、首を傾げた。
ここにいるのは、私と社長の2人だけである。
どうして私は彼に追い込まれてしまったのだろうか?
「君のような女性に出会ったのは初めてなんだ」
「えっ…」
聞き返すために唇を開いたら、その唇は彼の唇によってふさがれてしまった。
――何がどうして、こんなことになってしまったと言うのだろう…?