王子様は甘いのがお好き
3・満足か不満足
「社長って髪フェチだったんだ…」
衝撃のその事実に七恵は絶句していた。
秘書課へ異動して今日で5日目、久しぶりに昼休みに七恵と顔をあわせたので私たちはいつもの店で食事をしていた。
「私が秘書課へ異動することになった理由は、社長が私の髪を気に入ったからなんだって…」
私は息を吐いた。
「まあ、確かにね。
芽実の髪って本当にキレイだもん。
アジアンビューティーって感じ」
…ちょっと何を言ってるのかわからないんだけど。
「あーあ…田原のウザヤローから離れることができたかと思ったら、社長の変態フェチに振り回されることになるなんて…」
私は両手で頭を抱えた。
一難去ってまた一難、我ながら男運が悪いにも程があるでしょ…。
衝撃のその事実に七恵は絶句していた。
秘書課へ異動して今日で5日目、久しぶりに昼休みに七恵と顔をあわせたので私たちはいつもの店で食事をしていた。
「私が秘書課へ異動することになった理由は、社長が私の髪を気に入ったからなんだって…」
私は息を吐いた。
「まあ、確かにね。
芽実の髪って本当にキレイだもん。
アジアンビューティーって感じ」
…ちょっと何を言ってるのかわからないんだけど。
「あーあ…田原のウザヤローから離れることができたかと思ったら、社長の変態フェチに振り回されることになるなんて…」
私は両手で頭を抱えた。
一難去ってまた一難、我ながら男運が悪いにも程があるでしょ…。