王子様は甘いのがお好き
「どうなってもいないわよ」
陽葵ちゃんは私の質問に答えた。
「あの人とは仲のいい友達のままでいることができたら、それでいいって思ってるから。
締め切り間近で会えないところを残業が続いてるからってウソをついてる訳だし」
「その人に職業はOLだって言ったもんね」
そう言った私に、
「小説家だって言ったら、また別れることになっちゃうから」
陽葵ちゃんはそれ以上は言いたくないと言うように口を閉じた。
美人な故に、陽葵ちゃんはたくさんの恋をしている。
それ故に傷ついた恋もたくさんあるのだ。
「陽葵ちゃん、私は陽葵ちゃんに幸せになって欲しいって思ってるよ」
「ありがとう」
陽葵ちゃんは私に向かって手を伸ばすと、
「私も姉として、芽実が幸せになって欲しいって思ってるから」
そう言って、私の頭をなでたのだった。
陽葵ちゃんは私の質問に答えた。
「あの人とは仲のいい友達のままでいることができたら、それでいいって思ってるから。
締め切り間近で会えないところを残業が続いてるからってウソをついてる訳だし」
「その人に職業はOLだって言ったもんね」
そう言った私に、
「小説家だって言ったら、また別れることになっちゃうから」
陽葵ちゃんはそれ以上は言いたくないと言うように口を閉じた。
美人な故に、陽葵ちゃんはたくさんの恋をしている。
それ故に傷ついた恋もたくさんあるのだ。
「陽葵ちゃん、私は陽葵ちゃんに幸せになって欲しいって思ってるよ」
「ありがとう」
陽葵ちゃんは私に向かって手を伸ばすと、
「私も姉として、芽実が幸せになって欲しいって思ってるから」
そう言って、私の頭をなでたのだった。