王子様は甘いのがお好き
5・地上の夜
「好きになっちゃったんだ?」
そう聞いてきた陽葵ちゃんに、
「…はい、好きになりました」
私は答えた。
「なので、どうすればいいのか教えてくれませんか?」
姉を行きつけのバーに呼び出した私は彼女に問いかけた。
「どうすればって、言われても…」
陽葵ちゃんはこっちが聞きたいと言う顔をすると、ミモザを口に含んだ。
「だって、こう言うのは陽葵ちゃんにしか聞けないから…」
「いや、他を当たりなよ」
陽葵ちゃんは呆れたと言うように息を吐くと、
「それで、社長とどこまで行ったの?」
と、聞いてきた。
「どこまでって訳じゃないけど、“君が隣にいると安心する”って言われた」
「確かに、それは気になる発言だわ…」
陽葵ちゃんはうんうんと首を縦に振ってうなずいた。
そう聞いてきた陽葵ちゃんに、
「…はい、好きになりました」
私は答えた。
「なので、どうすればいいのか教えてくれませんか?」
姉を行きつけのバーに呼び出した私は彼女に問いかけた。
「どうすればって、言われても…」
陽葵ちゃんはこっちが聞きたいと言う顔をすると、ミモザを口に含んだ。
「だって、こう言うのは陽葵ちゃんにしか聞けないから…」
「いや、他を当たりなよ」
陽葵ちゃんは呆れたと言うように息を吐くと、
「それで、社長とどこまで行ったの?」
と、聞いてきた。
「どこまでって訳じゃないけど、“君が隣にいると安心する”って言われた」
「確かに、それは気になる発言だわ…」
陽葵ちゃんはうんうんと首を縦に振ってうなずいた。