王子様は甘いのがお好き
「しかも質の悪いことに、田原くんが芽実に一方的な好意を向けているだけ…って言うね」
呆れたと言うように息を吐いた七恵に、
「さらに迷惑な話よ」
私も一緒になって息を吐いたのだった。
ゴールデンコンビだ結婚間近の恋人同士だと周りから称されている私と田原の関係だが、実際はコンビでもなければ恋人同士でもないと言うのが真実だ。
田原は私に好意を向けているだけみたいだけど、それはあくまでも彼の一方通行である。
「ジョーダンじゃないっつーの!
存在そのものが暑苦しいうえに声もデカいし、長話が多いうえに空気も読めないし…。
あんなヤツ、死んでも恋人同士になりたくないっつーの!」
私はそんな彼の一方的な好意とその存在に辟易していると言う状況だ。
呆れたと言うように息を吐いた七恵に、
「さらに迷惑な話よ」
私も一緒になって息を吐いたのだった。
ゴールデンコンビだ結婚間近の恋人同士だと周りから称されている私と田原の関係だが、実際はコンビでもなければ恋人同士でもないと言うのが真実だ。
田原は私に好意を向けているだけみたいだけど、それはあくまでも彼の一方通行である。
「ジョーダンじゃないっつーの!
存在そのものが暑苦しいうえに声もデカいし、長話が多いうえに空気も読めないし…。
あんなヤツ、死んでも恋人同士になりたくないっつーの!」
私はそんな彼の一方的な好意とその存在に辟易していると言う状況だ。