王子様は甘いのがお好き
「佃さん、社長とおつきあいをしていたんですね」
ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべながら、田原が言った。
「そ、そうよ…。
それがどうしたって言うのよ」
そう言い返した私に、
「しかも社長は髪の毛フェチで、佃さんは髪の毛が気に入ったと言う理由で秘書課へ異動になったそうじゃないですか」
田原は言った。
「社長のフェチに関しては秘書課全員が知っていることよ。
だから、バラしても何にもならないと思うわ」
「あくまでも、“秘書課全員”がでしょう」
一体何をしようと言うのだろうか?
まさか、私を脅そうって言うの?
「相当なまでのネタになるんじゃないかと思うんですよね。
社長が髪の毛フェチで、髪の毛が気に入ったからと言う理由でつきあっている女がいる、それ以前に同じ理由でつきあった女と婚約までしたことがある…なんてね」
田原は楽しそうにニヤニヤと笑っていた。
ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべながら、田原が言った。
「そ、そうよ…。
それがどうしたって言うのよ」
そう言い返した私に、
「しかも社長は髪の毛フェチで、佃さんは髪の毛が気に入ったと言う理由で秘書課へ異動になったそうじゃないですか」
田原は言った。
「社長のフェチに関しては秘書課全員が知っていることよ。
だから、バラしても何にもならないと思うわ」
「あくまでも、“秘書課全員”がでしょう」
一体何をしようと言うのだろうか?
まさか、私を脅そうって言うの?
「相当なまでのネタになるんじゃないかと思うんですよね。
社長が髪の毛フェチで、髪の毛が気に入ったからと言う理由でつきあっている女がいる、それ以前に同じ理由でつきあった女と婚約までしたことがある…なんてね」
田原は楽しそうにニヤニヤと笑っていた。