王子様は甘いのがお好き
「幸いにもお姉さんの知りあいが家に訪ねてきて暴漢を退治してくれたから、お姉さんは無事だったって。
その人と一緒に警察署で事情聴取を受けているって」
「そ、そうですか…」
とりあえず、陽葵ちゃんは無事らしい。
「芽実、早く警察に…」
「はい、わかりました!」
私は社長に頭を下げると、社長室を飛び出した。
会社を出ると、すぐにタクシーに飛び乗って警察署へと向かった。
警察署に入って職員に案内された場所に行くと、そこに陽葵ちゃんがいた。
椅子に座っている彼女の隣には、カーキ色のつなぎを着た背の高い男だった。
180センチ以上はあるであろう身長とガタイがいいその躰つきは、何かスポーツをやっていたんだろうなと私は思った。
その人と一緒に警察署で事情聴取を受けているって」
「そ、そうですか…」
とりあえず、陽葵ちゃんは無事らしい。
「芽実、早く警察に…」
「はい、わかりました!」
私は社長に頭を下げると、社長室を飛び出した。
会社を出ると、すぐにタクシーに飛び乗って警察署へと向かった。
警察署に入って職員に案内された場所に行くと、そこに陽葵ちゃんがいた。
椅子に座っている彼女の隣には、カーキ色のつなぎを着た背の高い男だった。
180センチ以上はあるであろう身長とガタイがいいその躰つきは、何かスポーツをやっていたんだろうなと私は思った。