【最愛婚シリーズ】俺に堕ちろ~俺様社長の極甘な溺愛包囲網
プロローグ
プロローグ
よくある巷の七不思議。
学校では音楽室の作曲家の目が光り、銅像が夜になると歩き出す。
職場では誰もいないはずの踊り場から、ヒールのカツンカツンという音が聞こえてきたり、会社の前で猫が目の前を通ると、その日の商談が上手くいく。
……なんて、『信じるか信じないかはあなた次第』な話。
ここあさひ証券株式会社、本社にも嘘か真かわからないような噂話がある。
総務部のある三階の女子ロッカールーム。
ずいぶん前に制服が廃止になってからも、女性社員が荷物を置いたり、着替えをしたりするのに使われている。
その奥の奥、一番奥で小さな明かり取りの窓の光も届かない場所。
お世辞にも綺麗とは言えない使い古されたひとつのロッカー。それが【結婚ロッカー】だ。
古くて皆が避けるそのロッカーを使った人が、次々と結婚していくという不思議なロッカー。
しかしそれが真実なのかどうか、誰も知らない。
よくある巷の七不思議。
学校では音楽室の作曲家の目が光り、銅像が夜になると歩き出す。
職場では誰もいないはずの踊り場から、ヒールのカツンカツンという音が聞こえてきたり、会社の前で猫が目の前を通ると、その日の商談が上手くいく。
……なんて、『信じるか信じないかはあなた次第』な話。
ここあさひ証券株式会社、本社にも嘘か真かわからないような噂話がある。
総務部のある三階の女子ロッカールーム。
ずいぶん前に制服が廃止になってからも、女性社員が荷物を置いたり、着替えをしたりするのに使われている。
その奥の奥、一番奥で小さな明かり取りの窓の光も届かない場所。
お世辞にも綺麗とは言えない使い古されたひとつのロッカー。それが【結婚ロッカー】だ。
古くて皆が避けるそのロッカーを使った人が、次々と結婚していくという不思議なロッカー。
しかしそれが真実なのかどうか、誰も知らない。
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