【最愛婚シリーズ】俺に堕ちろ~俺様社長の極甘な溺愛包囲網
都内の高級ホテルに車を停めた駿也は、素早くチェックインを済ませて部屋に続くエレベーターにわたしを乗せた。
ボタンを押さなくても動き出して驚いた。
どうやらこのエレベーターが到着するのは、わたしたちが止まる階だけのようだ。
到着したのはスイートルームのみのフロア
。彼に手を引かれながら、ふかふかの絨毯の敷いてある廊下を歩く。
「ひよりが開けて」
彼から受け取ったカードキーを使って扉をあけると、中は真っ暗なまま――ではなくてキャンドルがいくつも置かれており、幻想的な空間を作り出していた。
それに引き寄せられるようにして、リビングに進む。
テーブルの上にはシャンパンと大きなバラの花束が置かれていた。
「これ……駿也が、準備してくれた――」
振り向きながら尋ねたわたしは、思わず言葉を詰まらせた。
そこには膝をつき、わたしを見上げる駿也の姿があったからだ。
じっとわたしを見つめる駿也を見つめ返す。
すると彼はすっとわたしに青色のベルベットの高級感漂う小箱を差し出した。
真ん中には大きなダイアモンドのついた指輪があった。
「ひより、俺と結婚しよう。俺しかお前を幸せにできないと思っているし、俺を幸せにできるのも、お前だけだ」
真剣なまなざしに射抜かれて、返事をしたいのに声が出ない。
胸が喜びに打ち震える。やっと絞り出した言葉は短いものだった。
ボタンを押さなくても動き出して驚いた。
どうやらこのエレベーターが到着するのは、わたしたちが止まる階だけのようだ。
到着したのはスイートルームのみのフロア
。彼に手を引かれながら、ふかふかの絨毯の敷いてある廊下を歩く。
「ひよりが開けて」
彼から受け取ったカードキーを使って扉をあけると、中は真っ暗なまま――ではなくてキャンドルがいくつも置かれており、幻想的な空間を作り出していた。
それに引き寄せられるようにして、リビングに進む。
テーブルの上にはシャンパンと大きなバラの花束が置かれていた。
「これ……駿也が、準備してくれた――」
振り向きながら尋ねたわたしは、思わず言葉を詰まらせた。
そこには膝をつき、わたしを見上げる駿也の姿があったからだ。
じっとわたしを見つめる駿也を見つめ返す。
すると彼はすっとわたしに青色のベルベットの高級感漂う小箱を差し出した。
真ん中には大きなダイアモンドのついた指輪があった。
「ひより、俺と結婚しよう。俺しかお前を幸せにできないと思っているし、俺を幸せにできるのも、お前だけだ」
真剣なまなざしに射抜かれて、返事をしたいのに声が出ない。
胸が喜びに打ち震える。やっと絞り出した言葉は短いものだった。