【最愛婚シリーズ】俺に堕ちろ~俺様社長の極甘な溺愛包囲網
「最近ひよりが不足してるから、チャージさせて」

蜜のような誘惑の声が耳から体に流れ込んでくる。

「ダメ……まだ荷造り……」

「そんなもの、どうだっていい。今はひよりが欲しいんだ」

くるりと振り向かされて、すぐに唇が奪われた。

熱い唇はすぐにわたしを懐柔してしまう。彼に誘われるままにわたしは腕を彼の首に回した。

強く握った手の中には、思い出のキーホルダーがあった。
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