【最愛婚シリーズ】俺に堕ちろ~俺様社長の極甘な溺愛包囲網
それから一年間ぐらいは、ずっと水の中でくらしているみたいだった。

いつもどこか息苦しくて、動きづらくて、周りがぼんやりとして見えていた。

駿也が皆川代議士の息子であること、渡米したということを聞いたのは兄からだった。

どうやらわたしとの交際に反対した皆川家から、兄の事務所に色々と嫌がらせがあったみたいだ。

駿也から謝罪があった後、ぱったりと嫌がらせは止んだそうだ。

兄は落ち込んだわたしに「あんな男は忘れろ」とだけ言って、それ以上は何も言わなかった。
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