恋から始まるミステリー。
ハァッ……とため息を吐きながら
高橋幸次郎先生の本を探す。
「あ、あった……これだ!」
私は、目的の本を見つけると
ペラッとめくった。
すると1枚の手紙が挟まっていた。
何だろうか?
不思議に思いながら見てみると
『505。上から下に3を探せ』
そう書かれていた。
何よ……これ?暗号?
ミステリー好きな私には、
魅力的に感じた。
誰かのイタズラかしら?
それともこれを渡す人が誤って
この本に?いや……もしかして
頭をぐるぐると整理をさせながら
考えてみるが……やっぱり暗号の中身が
気になった。
そもそも505って何かしら?
部屋の番号?
それとも何かの下三桁?
上から下に3ってことは、
何かの列かしら?
考え込みながら歩き出した。