獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
ファイサルってアラブの産油国で有名なシャリージャ王国の第二王子だよね?
鷹臣君がネフティス女王の墓を見つけるために資金援助して、エジプト政府にも交渉してくれた?
「なんなのその忠告?ファイサル王子って鷹臣君の親友でしょう?しかも、一番のスポンサーじゃない?」
「ファイサル王子は切れ者ですけど、女遊びが派手という噂ですからね。先生は心配してるんですよ」
健吾さんが意味あり気にチラリと鷹臣君を見る。
「鷹臣君たら心配性だなあ。私ホイホイ誰にでもついていくタイプじゃないよ」
ハハッと笑い飛ばしたら、鷹臣君が真顔で私を見た。
「……自覚がないって怖いね」
「なにが言いたいの?」
ちょっと気になって聞き返せば、彼は無表情で答えた。
「いや、なんでもない」
……なんか鷹臣君、感じ悪い。
「あのねえ、子供じゃないんだから大丈夫だよ」
鷹臣君がネフティス女王の墓を見つけるために資金援助して、エジプト政府にも交渉してくれた?
「なんなのその忠告?ファイサル王子って鷹臣君の親友でしょう?しかも、一番のスポンサーじゃない?」
「ファイサル王子は切れ者ですけど、女遊びが派手という噂ですからね。先生は心配してるんですよ」
健吾さんが意味あり気にチラリと鷹臣君を見る。
「鷹臣君たら心配性だなあ。私ホイホイ誰にでもついていくタイプじゃないよ」
ハハッと笑い飛ばしたら、鷹臣君が真顔で私を見た。
「……自覚がないって怖いね」
「なにが言いたいの?」
ちょっと気になって聞き返せば、彼は無表情で答えた。
「いや、なんでもない」
……なんか鷹臣君、感じ悪い。
「あのねえ、子供じゃないんだから大丈夫だよ」