獣な彼の目覚める独占欲～エリート准教授に熱い夜を教えられました～

この時間だもん。
発掘現場にいるよね。
ベッドを出てリビングに行けば、健吾さんがノートパソコンを広げて仕事をしていた。
私の気配に気づいてパソコン画面から顔を上げる。
「気分はどうですか？」
「寝たらスッキリしました。お騒がせしちゃってごめんなさい」
健吾さんにペコリと頭を下げる。
「気にしないでください。先生からお昼まだって聞いてるんですけど、なにか食べますか？」
言われて空腹に気づいた。
でも、こってりしたものは食べたくない。
「あっさりしたものってルームサービスであるかな？お粥っぽいの」
私の問いに健吾さんは笑って答えた。
「ありますよ。お粥。レトルトになりますけど」
「本当に？」
「先生の指示で日本から食料いろいろ持って来たんですよ。必ず誰か体調崩してダウンしますからね」
さすが鷹臣君。