獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「……謝ったら『機嫌が悪い鈴音も可愛くて好きだよ』って言われちゃった。照れずにそんなこと言うんだもん。参っちゃう」
「愛されてる証拠ですよ。ファイサル王子に先生がアラビア語でなんて言ったか知ってます?」
言われてみれば、私をホテルに送るとかでちょっとふたりはやり取りしてて、その後急に鷹臣君は英語からアラビア語に切り替えたんだよね。
大学で少し勉強したんだけど、文字がちょっと読める程度でまだ会話は聞き取れない。
だからファイサル王子になんて言ったのかわらなかったんだけど……。
「アラビア語はまだわからなくて……」
苦笑しながら答えたら、健吾さんは優しい笑顔で言った。
「先生は『俺の大事な女だ。だから、手を出したらお前でも許さないよ。殺す』って言ったんですよ」
彼の話を聞いて顔から血の気が引いた。
『殺す』って…… 。
「愛されてる証拠ですよ。ファイサル王子に先生がアラビア語でなんて言ったか知ってます?」
言われてみれば、私をホテルに送るとかでちょっとふたりはやり取りしてて、その後急に鷹臣君は英語からアラビア語に切り替えたんだよね。
大学で少し勉強したんだけど、文字がちょっと読める程度でまだ会話は聞き取れない。
だからファイサル王子になんて言ったのかわらなかったんだけど……。
「アラビア語はまだわからなくて……」
苦笑しながら答えたら、健吾さんは優しい笑顔で言った。
「先生は『俺の大事な女だ。だから、手を出したらお前でも許さないよ。殺す』って言ったんですよ」
彼の話を聞いて顔から血の気が引いた。
『殺す』って…… 。