獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
茶色ネズミって……オールマンのことだよね?
憐れ、オールマン。
鷹臣君にライバルどころか、人間扱いもされていないとは。
「あの人いつの間に潜入してたんだろうね」
鷹臣君にそんな質問をしたら、突然洞穴の中でドッカンと大きな爆発音がした。
頭上から岩や石が落ちてきて洞穴がガタガタと崩れる。
「キャア!」
なにもできなくなくてただ縮こまる私に、鷹臣君が自分の身体を盾にして覆いかぶさった。
「鈴音!」
< 205 / 268 >

この作品をシェア

pagetop