獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
実は爆発が起こる前、地質学者と奥に大きな空洞があるかもしれないと話していたところなのだ。
「鷹臣君……凄いよ。これで地下神殿が見つかればセメフト女王がいたって証拠になるね」
鈴音は今の自分の状況も忘れ、ハイテンション。
まあ、気持ちはわかる。
今すぐにでも重機を持ってきてここを掘り起こしたい気分だ。
神殿を見つけたい。
実はここにセメフト女王のミイラが眠っているという仮説を立てた時、神殿もあるのでは……と睨んでいた。
「ここを出たら健吾と神殿を掘り起こす作戦会議だな」
鈴音と顔を見合わせフッと笑う。
その時、頬に冷たい風が当たった。
え?
この風はどこから流れてくるのか?
風のくる方向にペンライトを向け、ゆっくりと近づく。
「鷹臣君、どうしたの?」
鈴音が不思議そうに俺に目をやる。
「さっきの爆発で穴が空いたみたいだ。……あっ、ここだ」
「鷹臣君……凄いよ。これで地下神殿が見つかればセメフト女王がいたって証拠になるね」
鈴音は今の自分の状況も忘れ、ハイテンション。
まあ、気持ちはわかる。
今すぐにでも重機を持ってきてここを掘り起こしたい気分だ。
神殿を見つけたい。
実はここにセメフト女王のミイラが眠っているという仮説を立てた時、神殿もあるのでは……と睨んでいた。
「ここを出たら健吾と神殿を掘り起こす作戦会議だな」
鈴音と顔を見合わせフッと笑う。
その時、頬に冷たい風が当たった。
え?
この風はどこから流れてくるのか?
風のくる方向にペンライトを向け、ゆっくりと近づく。
「鷹臣君、どうしたの?」
鈴音が不思議そうに俺に目をやる。
「さっきの爆発で穴が空いたみたいだ。……あっ、ここだ」