獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
彼の背中をボコボコ叩くが、そのまま部屋に連れていかれた。
部屋入った途端、空気が張り詰めてきて、
酔いが一気に醒めた。
部屋には鷹臣君と私だけ。
「まずはシャワーだよ」
鷹臣君にバスルームに連れていかれ、服を無造作に脱ぐ。
言葉はない。
もうお互いなにをするのかわかっていた。
ふたりでシャワーを浴びると、そのままベッドに行って愛し合う。
こんな風に身体を重ねるのはあの爆発事件以来。
お互い髪は濡れたまま。
シーツが濡れるとか、風邪を引くとか、気にならなかった。
そんなことは全然頭になくて、ただ彼が欲しくて……。
その首に腕を巻き付け、彼を捕まえると、息をするにも忘れるくらい激しく口づける。
こんな大胆な自分は初めてだ。
でも……恥ずかしいなんて思わない。
彼に触れたくて……そして、強く抱き締めてもらいたかった。
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