獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
鷹臣君の隣りで寝起きするのが当たり前になってしまったけど、日本に戻ったら元の生活に戻るんだ。
隣りに住んでいるからいつでも会える。
でも、こうして一緒に寝てられるのも最後。
そう考えると寂しい。
友達が彼氏と同棲する気持ちがよくわかる。
ずっと一緒にいたいんだよね。
離れたくない。
ギュッと彼に抱きついたら、突然彼が動いて組み敷かれた。
「浮かない顔してどうしたの?」
「鷹臣君、起きてたの!」
いきなり動くからビックリした。
「鈴音が抱きついてきて目が覚めた。で、どうしてそんな顔してるの?エジプトを去るのが寂しくなった?」
「それもあるけど……」
「あるけど?」
鷹臣君は先を促す。
「日本に帰ったら、こんな風に一緒に毎晩寝られないないじゃない?」
もう成人したけど、親の目だってある。
「俺が恋しくなる?」
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