獣な彼の目覚める独占欲～エリート准教授に熱い夜を教えられました～

優しい笑顔で私を見つめる彼。
「……なるよ」
ボソッと呟くように言えば、彼は急に真摯な目で告げた。
「鈴音、院を卒業したら俺と結婚しよう」
鷹臣君のプロポーズに心臓が一瞬止まる。
え？ええ～！
予想もしてなかったプロポーズに驚き、すぐに声が出なかった。
「……私で……いいの？」
「よくなかったらプロポーズしないよ。うちの親が海外に行ってから、鈴音が俺を世話しに来てくれて、ずっと一緒に暮らしていけたら幸せだろうなって前から考えてた」
そう言って彼は言葉を切ると、身体を反転させ、私を抱き締める。
「特別なことなんてなくても、鈴音がいるだけで家の中が明るくなって、俺の心も癒やされて……もう鈴音なしの生活なんて考えられない」
彼の言葉に胸がジーンとなる。
「鷹臣君……」
「愛してるんだ」
囁くように言って彼は甘く口づける。