獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「先生が……可愛い?」
「朝だってひとりで起きられないし、家事も全然出来ないんだよ。ホント世話が焼けるんだから」
家での鷹臣君の姿を暴露するが、健吾さんも晴人さんも信じてくれない。
「いや、先生は……⁉︎」
「騙されてないっすか……⁉︎」
反論するふたりの言葉を鷹臣君が笑顔で遮る。
「君達、早く食べたら?」
瞬時に固まるふたり。
なんだろう?
この緊迫した空気。
ジーッと三人の様子を窺っていたら、「あっ、来月の発掘調査の旅程出来たんだった」と晴人さんがぎこちなく呟いて、横に置いていたパソコンを操作して書類をプリントアウトする。
サッと立ち上がってプリンターから出てきた書類を手に取ると、鷹臣君に見せた。
「先生、これなにか不備があれば教えて下さい」
「あー、私も見たい!」
身を乗り出して旅程を見る。
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