獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
鈴音に初めて会ったのは俺が小一の時だった。
隣の家に突然赤ちゃんが出来た。
まあ、正確には隣のおばさんのお腹の中に鈴音がいたから突然ではないのだが……。
隣の家は共働き、俺の家は母親が専業主婦でまだ赤ちゃんの鈴音を子供好きのお袋が預かる事が頻繁にあった。
そうなると、当然俺も鈴音の面倒を見なければいけないわけで、オムツ替えの担当はいつの間にか俺になっていた。
鈴音の寝返りも、つかまり立ちも、タッチも最初に見たのは俺だ。
言葉だって……。
『た……た……かお……み』
『鈴音、僕の名前を呼んでるの?タカオミだよ。タ・カ・オ・ミ。ほら、もう一度』
『タ……タカ……タカ』
『タカオミはまだ難しいか。でもタカまで言えたね。偉いよ、鈴音』
彼女が最初に覚えたのは"ママ"ではなく、俺の名前。
隣の家に突然赤ちゃんが出来た。
まあ、正確には隣のおばさんのお腹の中に鈴音がいたから突然ではないのだが……。
隣の家は共働き、俺の家は母親が専業主婦でまだ赤ちゃんの鈴音を子供好きのお袋が預かる事が頻繁にあった。
そうなると、当然俺も鈴音の面倒を見なければいけないわけで、オムツ替えの担当はいつの間にか俺になっていた。
鈴音の寝返りも、つかまり立ちも、タッチも最初に見たのは俺だ。
言葉だって……。
『た……た……かお……み』
『鈴音、僕の名前を呼んでるの?タカオミだよ。タ・カ・オ・ミ。ほら、もう一度』
『タ……タカ……タカ』
『タカオミはまだ難しいか。でもタカまで言えたね。偉いよ、鈴音』
彼女が最初に覚えたのは"ママ"ではなく、俺の名前。