獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
唇が触れ、下唇を甘噛みされて……。
私、鷹臣君とキスしてる〜!?
でも、この感触、覚えているよう……な?
だが、驚いたのはそれだけではない。
彼がなんと舌を入れてきた。
何事〜!
目を見開いたら、鷹臣君はフッと笑ってキスを止める。
「鈴音にはちょっと刺激が強すぎたかな?」
「な、な、なんで……キス?」
衝撃の出来事に狼狽える私を見て、彼はしれっとした顔で言う。
「したくなったから」
その答えに頭が混乱した。
今まで兄のように思っていた幼馴染とキスなんて……いいの?
「寝ぼけて誰かと間違えてしたってことないよね?」
念のため確認する。
NASAの金髪美女と間違えたとか?
「寝ぼけてはいないよ。俺は高宮鈴音にキスをした」
鷹臣君は口元に笑みを浮かべながら、はっきりと告げた。
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