獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
画面を操作して、英語で電話に出る。
ファイサルは、大学の時に俺と同じ寮で同部屋だった。
彼はアラビア半島の南東にあるシャリージャ王国の第二王子だ。
シャリージャ王国は産油国で有名だが、最近は観光業にも力を入れていて、アラビア半島でも今一番潤ってる国。
俺がネフティス女王の墓を発掘出来たのも、こいつが資金援助してくれたお陰だ。
《まあまあかな。お前の方はどうなんだ?》
アラブ訛りのない綺麗なクイーンズイングリッシュが耳に届く。
「発掘準備は万端だよ」
フッと笑みを浮かべて答えれば、ファイサルは笑った。
《その口調。自信満々だな》
「スポンサーをがっかりさせては悪いだろ?」
否定せずに認めれば、気の早い彼は俺にせっついた。
《そろそろ何が出てくるか教えてくれてもいいんじゃないか?》
実は発掘の詳細を彼に伝えていない。
ファイサルは、大学の時に俺と同じ寮で同部屋だった。
彼はアラビア半島の南東にあるシャリージャ王国の第二王子だ。
シャリージャ王国は産油国で有名だが、最近は観光業にも力を入れていて、アラビア半島でも今一番潤ってる国。
俺がネフティス女王の墓を発掘出来たのも、こいつが資金援助してくれたお陰だ。
《まあまあかな。お前の方はどうなんだ?》
アラブ訛りのない綺麗なクイーンズイングリッシュが耳に届く。
「発掘準備は万端だよ」
フッと笑みを浮かべて答えれば、ファイサルは笑った。
《その口調。自信満々だな》
「スポンサーをがっかりさせては悪いだろ?」
否定せずに認めれば、気の早い彼は俺にせっついた。
《そろそろ何が出てくるか教えてくれてもいいんじゃないか?》
実は発掘の詳細を彼に伝えていない。