獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「豪華なホテルでベッドも快適。バスルームも綺麗だったし、鈴音ちゃんも気に入るよ、きっと」
「行くのが楽しみ」
フフッと笑うと、宿泊するホテルが見えて来た。
椰子の木の林に中にそびえ立つそのホテルはナイル川沿いにあり、ビクトリア様式の建築で格調高い。
「海外のVIP御用達のホテルみたいだよ」
鷹臣君の説明を聞きながらタクシーを降りてホテルにチェックイン。
案内されたのは、最上階にあるインペリアルスイート。
ベッドルームが三つに、バスルームがふたつ、さらに百平米の広いリビングがある。
ここに私と鷹臣君と健吾さんと晴人さんの四人が泊まるらしい。
他の助手達は別室とのこと。
「わあ、すご~く広い。こんなの初めて」
部屋の中を探検しようとしたら、鷹臣君に腕を掴まれた。
「鈴音、これから王家の谷に行くから」
「本当に?」
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