獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
手の汗が気になってしまう。
そんな私をこの人は実に楽しげにからかうのだ。
「キスはいっぱいしたのにね」
「鷹臣君!」
キッと睨みつけるが、彼はハハッと笑った。
すると、ムシムシしていた空気が、一変。
なにやらひんやりしてきた。
「急に寒くなってきた気がするんだけど、気のせいかな?」
ブルッと身体を震わせながら聞くと、彼はいたずらっぽく笑った。
「ひょっとしたら、ネフティス女王が俺達に焼き餅を焼いてるのかもね」
「ハハッ……まさか」
即座に否定するも、身体がゾクゾクしてくる。鷹臣君も同じように感じたのか、私の手を引いた。
「ずっとここにいたら氷点下になりそうだな。もう出よう」
名残惜しいけど、今日は帰った方がよさそうだ。
その後ツタンカーメンの墓を奏多と一緒に見たけど、ネフティス女王の墓程の感動はなかった。
他の観光客もたくさんいたせいかもしれない。
そんな私をこの人は実に楽しげにからかうのだ。
「キスはいっぱいしたのにね」
「鷹臣君!」
キッと睨みつけるが、彼はハハッと笑った。
すると、ムシムシしていた空気が、一変。
なにやらひんやりしてきた。
「急に寒くなってきた気がするんだけど、気のせいかな?」
ブルッと身体を震わせながら聞くと、彼はいたずらっぽく笑った。
「ひょっとしたら、ネフティス女王が俺達に焼き餅を焼いてるのかもね」
「ハハッ……まさか」
即座に否定するも、身体がゾクゾクしてくる。鷹臣君も同じように感じたのか、私の手を引いた。
「ずっとここにいたら氷点下になりそうだな。もう出よう」
名残惜しいけど、今日は帰った方がよさそうだ。
その後ツタンカーメンの墓を奏多と一緒に見たけど、ネフティス女王の墓程の感動はなかった。
他の観光客もたくさんいたせいかもしれない。