いつかのラブレターを、きみにもう一度
そのせいでまたはずかしくなった私は、ポケットから急いでメモ帳を取り出し、今聞いたことを書きだす。緊張しているからか、震えてミミズのような字になってしまった。
やっぱりダメだ。開店前からこんなんじゃ、先が思いやられる。ここでバイトなんてできるわけない。
「あのさ」
「……はい」
「どうすれば治るの? そういうの」
「そ……」
そんなの、こっちが聞きたい。私だって、好きでこんなふうになるわけじゃないんだし、そもそもこの原因のひとつは、央寺くんでもあって……。
「店長に聞いたら、店長にも明日美さんにもそんな感じだったって言ってたし、お客さん相手にもガチガチだし。怒ってるんじゃなくて、純粋に、大丈夫か?って思うんだけど」
レジと央寺くんにはさまれている私は、やはり何も言うことができない。
「対人恐怖症? 転校してから、何かあった? いじめとか」
やっぱりダメだ。開店前からこんなんじゃ、先が思いやられる。ここでバイトなんてできるわけない。
「あのさ」
「……はい」
「どうすれば治るの? そういうの」
「そ……」
そんなの、こっちが聞きたい。私だって、好きでこんなふうになるわけじゃないんだし、そもそもこの原因のひとつは、央寺くんでもあって……。
「店長に聞いたら、店長にも明日美さんにもそんな感じだったって言ってたし、お客さん相手にもガチガチだし。怒ってるんじゃなくて、純粋に、大丈夫か?って思うんだけど」
レジと央寺くんにはさまれている私は、やはり何も言うことができない。
「対人恐怖症? 転校してから、何かあった? いじめとか」