いつかのラブレターを、きみにもう一度
ようやくお昼休憩になったとき。先に食べてきていいよ、と央寺くんに言われ、裏のスタッフルームへと急ぐ。気疲れと空腹で、なんだかくらくらする。
「えーっと、姫野さんだっけ? お昼ご飯?」
「は……はい」
「私も」
倉庫での作業がちょうど終わったのか、末浦さんに話しかけられてスタッフルームに一緒に入る。私はお弁当を持ってきたけれど、末浦さんはコンビニで買ってきたらしいサンドイッチを長机に取り出した。
スタッフルームはわりと広く、長机がふたつと、四人分の椅子が置いてある。そして室内の端には簡素だけれど三人掛けソファーまであった。窓がひとつついており、白いブラインドが縞々の影を床に作っている。わずかに開けられた窓の隙間からは、秋の涼しい風が入ってきていた。
「高校どこだったっけ? 姫野さん」
袋からサンドイッチを取り出した明日美さんから話しかけられ、
「椿坂です。えっと、末浦さんは……」
と聞き返す。
「明日美でいいよ。私は柊ヶ丘。律と一緒」
「……そうなんですか」
「えーっと、姫野さんだっけ? お昼ご飯?」
「は……はい」
「私も」
倉庫での作業がちょうど終わったのか、末浦さんに話しかけられてスタッフルームに一緒に入る。私はお弁当を持ってきたけれど、末浦さんはコンビニで買ってきたらしいサンドイッチを長机に取り出した。
スタッフルームはわりと広く、長机がふたつと、四人分の椅子が置いてある。そして室内の端には簡素だけれど三人掛けソファーまであった。窓がひとつついており、白いブラインドが縞々の影を床に作っている。わずかに開けられた窓の隙間からは、秋の涼しい風が入ってきていた。
「高校どこだったっけ? 姫野さん」
袋からサンドイッチを取り出した明日美さんから話しかけられ、
「椿坂です。えっと、末浦さんは……」
と聞き返す。
「明日美でいいよ。私は柊ヶ丘。律と一緒」
「……そうなんですか」