恋愛の仕方おしえます。
第一章.
私が生まれたのは、しがない小さな田舎町。
周りは田んぼに畑だらけ。
コンビニやスーパーまでは車で約20分。
喧騒とは無縁だけど、
虫やら蛙やらとは大いなる縁を結んできた。
…って、そんな縁はもう懲り懲りなのだけど。
とにかく20歳まではそんな、
平穏な、
平穏で、平穏すぎる暮らしをしてきたのだ。
それが、20歳を過ぎてあろうことか
「東京へ行きたい!!」
などと思ってしまってから私の人生は変わってしまった。
もしもタイムスリップできるのであれば
私はあの時の自分に喝を入れたい。
『お前の土俵は都会にはないのだ、
この田舎町なのだぞ!』と…---。
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