恋愛の仕方おしえます。
車内に戻った俺は嬉しさに任せて、
藍川の手をとっていた。
「おっしゃー!!お前、よくやったよ!!!俺の予想以上にめちゃくちゃ気に入られてたじゃんっ!!!」
「ちっ!近いです!近いですっ!!
ちょっと!離れてくださいっ!」
俺の勢いに負けた藍川が
俺の上に倒れ込んできても、そんな事は気にしなかった。
「来週のパーティーはメディアも注目してる!業界最大手の人間しか集まらない凄いパーティーなんだ!!
俺はロスに居たから招待されてなかったのに、お前のお陰で出席できるっ!最高だよ!!!」
そう言って、ゲスメガネをきつく抱き締める。
ー「や、うん。
ほんとお前を秘書にして良かった。」-
心の底からそう思ったんだ。